手数料の話



日経の記事にて、「UFJ、私募債で利益ねん出?」(9/7)というのがありました。


内容としては、普通に貸付するのではなく、私募債を発行させることで、
発行に関する事務手数料などをもらっていたのではないかということでした。
実際、銀行にとって手数料収入は無視できないものがあります。
通常でしたら普通に貸し付けるだけで終わるところを、
ちょっと特殊な貸付形態をとることにより手数料を抜いていることが多々見受けられます。


貸付+金利スワップ
 金利スワップに対する事務手数料を抜くケース
 始めから固定金利で貸し付けていれば不要。
 (金利スワップ事務手数料など)


コミットメントライン設定
 コミットメントラインを設定することに係る事務手数料を抜くケース
 融資枠設定しなくとも、貸付をその都度受けていれば不要。
 (コミットメントフィーなど)


シンジケートローン設定
 シンジケートローンを受けることでアレンジャーが事務手数料を抜くケース
 各行が個別に貸し付けていれば不要。
 (アレンジャーフィーなど)


このほかにも、リボルビング・クレジット・ファシリティ契約など、
金融機関による貸付形態はさまざまになってきています。
でもよくよく考えてみると、
本来は不要なフィーを支払っているケースは本当に多々あります。


∮今日のヒトリゴト


ある意味、銀行に対する接待交際費。。。