土地に対する減損損失への税効果



五月が終わろうとしていますが、振り返ってみると今月はボラが高かった月ですね。
投げが投げを呼ぶ展開で、105を割るような展開もみせたことを考えると、
自動売買の人とか大きな損したのかもしれません。


ところで、減損会計の続きをちょっと。
土地に対する税効果の話ですが、売却計画によりスケジューリングができるならば、
非償却資産であっても減損損失に対する税効果が認められます。
しかし、これにより計上される繰延税金資産ですが、中身については留意が必要でしょう。
つまり、売却がうまくいかない場合は、結果として繰延税金資産を回収できないケースがありうるのです。


基本的には、非償却資産に対する繰延税金資産のスケジュールリングは難しいことを念頭において、
その上で減損損失に対する税効果が妥当か否かを判断するしかないでしょう。
甘めの売却計画を鵜呑みにしてしまうと、実質的債務超過を見逃しかねないことになります。
引当金といい、将来の不確定要素が入ってくる部分は外側からでは判断がつきにくい部分はあるのですが。。。
そういう作成者サイドの見積もりや考え方について、第三者的立場の専門家としてチェックするのが、
公認会計士の仕事といえるのでしょうけど。


∮今日のヒトリゴト


ふと、転職したくなるときってありますよね。