年金問題



福田官房長官が辞任したことからふと思い出しましたが、
一昔前に退職給付会計を導入するにあたって、積立不足の問題がありました。
会社によってはいまだに会計基準変更時差異が残っているところもあるのかもしれませんが、
即時償却したところは、株価の上昇もあいまって身軽になっているのでしょう。


ここで視点を現時点に戻すと、会計トピックとして減損会計はやはり挙がります。
制度への対応としての騒ぎはおさまった感じがありますが、
実際に開示としてでてくるのはいよいよこれからの時期になります。
早々期適用するところと、ぎりぎりまで延ばすところがでるのでしょうが、
二年後の身軽さを考えると差がつくことは必然です。
損が出るのがわかっていながら、早期適用したり短期間で費用化するのは、
企業の体力に違いがあると考えてほぼ間違いないのでしょう。