西武鉄道



今回は、仮に西武鉄道<9002>が上場廃止になったとしたら、
その後をどのように考えるかを検討します。


まずいわれている、再上場の可能性ですが、
これを狙うならば、明らかにキャピタルゲイン狙いということになります。
会社分割によって、調子のいい部門だけを再上場するということは、
可能性として結構あるかもしれません。
となれば、狙ってみるのもありなのでしょう。


一方、再上場しないという可能性もでてきます。
商法監査だけを受ける会社になるわけですが、
この場合は配当金を目的とすることになるでしょう。
去年の配当実績をみると、一株当たり5円配当になっています。
内訳は、期末に2.5円の中間に2.5円です。
旧額面で考えると、単元株1000株だと額面50円ですから、
額面に対して1割の配当があったことになります。


さて、現状の株価との関係をみてみると、
約500円あたりと、一ヶ月前の半分以下の水準まで下がっています。
単純に利率として考えるならば、500円に対して5円の配当なわけですから、
約1%の金利が付いているのと同様になります。
倒産するリスク自体は少ないと考えられますので、
銀行預金にするぐらいなら、西武鉄道の株式に換えておくのもいいかもしれません。
資産運用先に困っている個人会社などであれば、
一つの運用先としてありなのではないでしょうか。


今後、上場廃止の決定などにより、株価が一層下がってくるようであれば、
この1%という金利水準はもっとあがってくることになります。
単純に100円まで下落してくれば、利率は5%なわけですから、
なかなかおいしい投資先に変わってくるといえるでしょう。


ただし、国税の追徴なども考えられますし、
直近では大きなキャッシュアウトのリスクがなんだかありそうなので、
来年も5円配当されるかどうかはわかりませんが。。。
しかし、親会社としてコクドがいるわけですから、
今のままでしたら、配当金は出続けるような気がしてはいます。


∮今日のヒトリゴト


さて、明日はF-1最終戦
ブラジルGPです。