損益分岐点改善



今日の日経に、
「日本企業の収益力、バブル後最高に・損益分岐点改善」
という記事がありました。


損益分岐点って何? という人は、ココを参照。
100%から下に離れているほどよい指標といえます。
100%から離れている分だけ売上高が減少すると、
収支がトントンになることを示すものです。


1990年 84.7%
1993年 92%?
2000年 86.5%
2002年 87%?
2003年 85.4%
という推移のようで、バブル期の水準まで近づいているようです。


バブル後はデフレ推移していましたから、
販売単価が下落傾向にあったといわれています。
よって、販売数量が一定であるならば、売上高は減少することになり、
損益分岐点は上昇傾向にあったようです。


今回の日経の記事では、全国上場企業(データ比較可能な1608社単独ベース)
の財務データを基礎として分析しているようですから、
データ自体は全業種をカバーしているものといえます。
よって、あくまでこの値については平均値でしかなく、
優良企業であれば当然にもっともっと低い値をたたき出していたりします。
もしベンチマークにするのなら、よりきつい目標にしておくほうがよいでしょう。


固定費と変動費の分解を正確に行えたのかという疑問などはありますが、
企業の収益力は結構回復してきているのかもしれません。
もっとも、固定費の最たるものである人件費の削減によるものも、
相当に大きなウェイトをしめているわけで、
かなりの痛みを伴ってのことといえますが。。。


∮今日のヒトリゴト


シューマッハの調子がいい。。。
イタリアもとっていかれるのかなぁ。