参院選



参院選でした。投票のほうにはいかれましたでしょうか。
自民が49の民主が50、1議席とはいえ与党第1党が負けてます。
具体的対案を出さずに反論だけしていればいい野党にとっては、
「年金法案」「自衛隊派遣」で反論するだけの楽ができたといえますけど、
ちょっと小泉首相もゴリ押しだったなぁと思います。


有権者の見解にもいろいろありましたが、
「年金法案」「自衛隊派遣」についての説明責任が果たされていない、
というのが目立ったところでしょうか。
今回は強行採決もありましたし、はっきりいって国民の預かり知らぬところで、
いろいろ物事が決まってました。
意見の反映よりも、コミットメントした事実が重要である、
という政治的手法を考えてみると、今回はかなり疎かにされてた気がします。


やはり、「わかるように伝える」ということは、
相手の納得を得るためには必要不可欠なスキルでしょう。
いずれは、企業のIRを踏まえたような政治についてのIRも生まれてくるかもしれません。


現在はサウンドバイト政治といわれ、メディア戦略は重要といわれます。
しかし、その根本として国民に対する説明責任を果たす姿勢というのが、
問われてくるのではないでしょうか。
結局、議会よりは国民を向いて話をすることが重要になるわけで、
直接民主制に近くなってくるかもしれませんが。


∮今日のヒトリゴト


小泉退陣にはならないでしょうから、
ちょっとお灸をすえるぐらいの意味合いでしょうかね。
むしろ、公明党が一番難しい立場のような気がしますが。